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大盛況!子どもが輝く発表と遊びの場〜ゆめのこフェスティバル2023〜

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9月30日(土)に室町児童館祭り「ゆめのこフェスティバル2023」(以下、「ゆめフェス」という。)が開催されました。午前中は室町小学校体育館でステージ発表が行われ、午後は室町児童館で作品展や遊びのコーナーが設けられました。

10時になると体育館にはたくさんの子どもと保護者が集まりました。開会式では、藤田彰館長から「ステージ発表や遊びを通して、子どもたちみんなで楽しみましょう。子どもたちが主体となり、笑顔があふれる1日になればと思います」と挨拶がありました。
ゆめフェスの司会は児童館に通う4名の子どもたちが担い、マイクを持って、元気に開会式とステージの進行を務めました。

ステージ発表のスタートをきった上京中学校吹奏楽部による演奏「I want you back」と「Paradise has no border」の2曲は、思わず体が動き出してしまいそうな軽快なリズムで観客を魅了していました。曲を終えても鳴り止まない拍手に応え、アンコールで「幸せなら手を叩こう」が演奏されると、子どもも大人も大きく手を広げて叩き、会場に一体感が生まれました。

その後、司会の子どもたちが音頭をとったじゃんけん大会でひとしきり盛り上がり、同志社ヒーローショー同好会による演劇「同志社戦隊タナレジャー対D.D.O」が始まりました。こちらは、同志社大学と日本の平和を守る5人組のヒーロー「タナレンジャー」と、悪の組織「D.D.O(ディー・ディー・オー。Doshisha Darkside Organization)」が戦いを繰り広げる舞台です。
D.D.Oが舞台周辺を占拠する中、児童館の先生が愛する児童を守るためにサプライズで登場すると、子どもたちは歓声をあげて先生を応援しました。しかし、悪の組織は強く、果敢に立ち向かったものの先生の力は及ばず、D.D.Oとの戦いをタナレンジャーに任せることになるという話の流れで、先生をも打ち負かす悪の組織と戦うタナレンジャーの姿に、子どもたちの目は釘づけでした。
子どもたちはタナレンジャーが倒れるたびに「がんばれー!」と大合唱。応援の甲斐あってD.D.Oは退散し、タナレンジャーは平和を取り戻した喜びを子どもたちと分かち合いました。

続いて、児童館の乳幼児クラブによる発表「かえるのみどりちゃん」では、歌に合わせて、蛙のお面をつけた子どもたちが黄色、緑、青など色とりどりのポンポンを持って保護者と一緒に踊り、見ている子どもたちも体を揺らして楽しみました。

ステージ発表は、児童館で行われているクラブ活動の日頃の成果を見せる機会にもなっており、お手玉・けん玉クラブの子どもたちは、音楽に合わせて素早くお手玉を回し、テンポ良くけん玉を動かしました。毎週練習する中で、お手玉は2,290回、けん玉は258回も続いたという記録もあるそうです。
司会者が子どもや大人にインタビューをして回ると、「一生懸命なところがすごいと思いました」「お手玉とけん玉の素晴らしい発表を見せてもらえて嬉しいです」「恥ずかしがらずに、堂々と演技ができていましたね」と返ってきました。

次に、フラフープ&ダンスクラブで月に2回練習している子どもたちが、ダイナミックで息の合った踊りを披露しました。司会者が再びインタビューをすると「側転を3人で合わせていてかっこよかった」「キレキレのダンスで楽しかった」「たくさん練習しているのが伝わり、ダンスが輝いていました」と観客から感想が伝えられました。

最後は、児童館の子どもたちがステージに上がって「手のひらを太陽に」を合唱しました。

発表を終えて、司会を担った子どもたちに感想を尋ねると、大きな声で話すことができたことや、学校での学習発表会の経験がゆめフェスでの司会にいかせたことが嬉しかったそうです。「緊張せずにできたよ」「また司会をしたいな」と頼もしい言葉を聞かせてくれました。

さらに、室町児童館には、切り絵クラブとアートクラブで活動する子どもたちが作った、自然のモチーフやお気に入りのキャラクターを切り絵にした作品や思い思いに描いた絵を集めて貼り絵にした作品が飾られていました。

児童館の1階と2階には、子どものおもちゃを作っている方の協力で、ダンボールを再利用したおもちゃが並ぶ「ダンボールのせかい」という特別企画から、将棋クラブ、お手玉・けん玉クラブのコーナー、レゴやボードゲームで遊べるコーナーまで多様な遊びのスペースがありました。児童館の先生や保護者の方々、大学生のお兄さん、お姉さんと一緒に、子どもたちは心ゆくまで遊びを満喫し、楽しませてくれたゆめフェスが無事に終わりました。

レポーター

亀村佳都
まちづくりアドバイザー
ステージ発表での子どもたちの達成感あふれる表情は、緊張を感じさせず、生き生きとしていました。発表を終えて室町児童館で過ごす子どもたちは、友達とはしゃぎ、遊びに興じながらも、馴染みのある場所でくつろいでいる様子。
子どもたちがのびのびと過ごし、様々なことを経験できる場所があることは大切だなあと、発表や展示、遊ぶ姿を見て思いました。

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