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新しい出会いや価値を織りだす「オサノート」

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オサノートは、2021年4月にスタートした、西陣にまつわる人々によるウェブメディアです。ウェブサイトでの配信とフリーペーパーでの紹介を行っています。
そんなオサノートの編集長、横山恵さんにお話を伺いました。


▲オサノート編集長 横山恵さん

■オサノートとは


▲オサノートvol.2

オサノートの「オサ」とは、西陣織の機織の道具である筬(おさ)。
織物のたて糸とよこ糸を整えるための道具です。
たて糸とよこ糸が交差するように、新しい出会いや価値を織りだす地域に根差したメディアでありたい、そう願ってつけられました。
現在は、西陣にまつわる方によるリレーコラムやインタビュー記事が掲載されています。
西陣の中の暮らし、働いている方たちが約30名、月1本の頻度で記事が更新されているので驚きです。
飾らないまちの魅力を広く発信することで、魅力の再発見等につなげています。

■京都の「いつも」は特別なもの

オサノート編集部の拠点は、2020年4月、五辻通千本東入上るにオープンした、KéFU stay&lounge(㈱アセェス)です。


▲KéFU stay&lounge外観

KéFUは‘けふ’と読みます。平安時代に仮名文字ができてから、今日を「けふ」と書きましたがそれをかけています。京都での「いつも」の今日を大切にしたい、そんな想いを大切にされている宿泊施設とカフェ・ラウンジです。


▲入り口にはお地蔵さんとともにすてきな看板があります。

横山さんは、兵庫県出身。東京での生活を経てKéFU stay&loungeの統括マネージャーになりました。西陣には専門店があったり、職人さんがたくさんいて、「おもしろい地域」なのに、あまり表に出てないのが不思議だったと言います。
西陣で生活している人のあたり前の時間が、宿泊される方にとって特別なものになると感じました。

■オサノート立ち上げの経緯を教えてください。


▲カフェラウンジのキッチン。いい香りがします。

カフェメニューにはできるだけ地域の食材を使うようにしています。
こういった魅力は、ここに来て食べていただかなければ伝わらないですよね。
だから、もっと広く他のエリアの方にも知ってもらうためにオサノートを立ち上げました。
はじめはフリーペーパーのみだったのですが、それだと近所の方にしか伝わらない。だからWEBも立ち上げました。
最初のうちは、名前もまだ決まっていなかったのですが、仲間を増やしていきました。


▲中もとても開放的です

■地図から生まれる新たな交流


▲カフェラウンジスペースと地図

カフェラウンジにある大きな地図も魅力的です。
おすすめの場所、季節の情報が定期的に変えられています。
地図があると自然に会話がうまれます。

■これからのオサノートの展望についてお聞かせください。

少しずつメンバーが増えているオサノート編集部ですが、より活動を充実させていきたいと考えています。そのため、西陣の人たちの声を聴き、言葉にして、読者の方に届けるそんなライターさんを増やしたいです。例えばお店のこと、西陣のおすすめ、ご自身のこと、この通りがよかったよ、など西陣に暮らす方や働く方の魅力が伝わるような内容を発信していきたいです。
芸術的な分野も強化したいですし、主婦の方も大歓迎です。

西陣の認知度が上がってきていると感じています。今後の展望としては京都以外の地域とコラボしていくなど、新たな展開にも挑戦していきたいです。

レポーター紹介

岡元麻有

私は、京町家をリノベーションしたギャラリーbe京都の館長をしています。
オサノートさんは地域の方とのつながりを大切にされておられ、興味深い取材となりました。
地域に新しい拠点がうまれて嬉しいです。

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