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寺院からひとり親家庭を応援 Aama.project

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妙蓮寺塔頭玉龍院の住職である中道亜子さんを訪ねました。
中道さんは、お坊さんでありながら、ひとり親家庭の子育てを応援する「Aama.project」の活動をされています。Aama (アーマ)はネパール語で「お母さん」の意味。パワフルであたたかいお母さんのオーラをもった中道さんに、このプロジェクトが生まれた背景や今後の展望についてお話を伺いました。


「自分にもひとり親で子育てをしてきた経験があり、過去の自分と同じ境遇にいる人たちをサポートしたいという気持ちがずっと心のなかにありました。コロナ禍で人とのつながりを感じられにくくなったとき、この想いを行動に移すときだと決心しました。考えてみると、ひとり親家庭に対して、子どもへの支援や経済的支援はあっても、ひとり親への社会的サポートは支援の隙間になっていました。その隙間を埋めるように、ひとり親の方のための場を作っていきたいです。」

Aama.project では、様々な企画を実施しています。マッサージやタッチケア、アロマセラピー、音楽イベントなどなど…。この1年間はほぼ毎月1回のペースで企画を打ち出し、アクティブに活動されています。


Aama.project 1周年の記念日、7月18日に「みんなで妖怪画集をつくろう!」と題したワークショップが開催され、レポーターの私も見学させていただきました。令和4年度上京区民まちづくり活動支援事業に採択されており、プロの音楽家をゲストにお呼びし、生の音楽を聴きながら、子どもたちがそれぞれオリジナルの妖怪画集を作り上げました。
「ひとり親の方や子どもたちが芸術分野(音楽・美術・絵本・詩など)の体験を通して、自身の創造力に気づく場でありたい。創造力はきっと生きる力の一助となる、私はそう信じています。」そんな中道さんのあたたかく強い想いがこめられた企画です。

「Aama.projectとしてははじめての、子どもをメインターゲットにした企画でした。子どもも大人も一緒に楽しんでもらえました。『楽しかった』という子どもたちの声や『兄弟がさらに仲良くなるきっかけになった』という親御さんからの報告が嬉しかったです。」

奥深い妖怪の世界、音楽の世界は、日常の世界から少し外れて、「面白い」「心地よい」が詰まったイベントでした。意外と愛らしい妖怪もいるんだな、世界にはこんな楽器があるんだ、久しぶりに絵をかいて楽しいなぁ…私にも発見がたくさんありました。

ひとり親家庭からは3組の参加があり、ほかにもいろいろな家族や大人が参加されました。年齢問わず楽しめるイベントで、新しい出会いもたくさんありました。はじめての方が多い場所は少し緊張しますが、玉龍院のリラックスできる空間があたたかく包んでくれます。玉龍院は30年以上前には保育所として地域に開かれていたそうで、イベント当日は子どもたちがのびのびと、大人もどこか懐かしさを感じながら過ごすことができました。

最後に、Aama.project の今後の展望について教えていただきました。


「最近ではいろいろな人とのつながりができて、出会う人たちの話を聞いて『他にもこんなことができるかも』と、やりたいことがどんどん膨らんでいきます。はじめはひとり親応援を目的に始めたプロジェクトですが、これからは一人暮らしの学生や独身女性など、色々な立場の人たちが思いやりをもって過ごせるように…遠慮なしの交流を生む、あたたかい場所にしていきたいです。」

レポーター

小川結衣花
元気に謙虚に活動への想いを語ってくださる中道さんの姿はかっこよかったです。お寺にこんなにあたたかい場所があるとは、私の中のお寺のイメージがひとつ更新されました。

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