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【NEW!!】国際化していく上京区民ふれあいまつり

 

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▲「上京区民ふれあいまつり2015」での外国人プログラムのもよう。

 

10月25日に二条城北小学校で上京区民ふれあいまつり2015年が開催されました。上京区には多くの外国人が住んでおり、その人口は年々増えています。この現状をきっかけに、今回のまつりでは「上京区の国際化を考える会」が、日本人向けと外国人向けのプログラムを両方用意していました。「上京区の国際化を考える会」のメンバーの私、ハッカライネン・ニーナはこれらのプログラムを中心に、ふれあいまつりについて取材しました。

 

日本人向けのプログラムの狙いは、日本人区民に外国人区民の存在をアピールし、外国・外国人に親しみをもってもらい、外国人区民がどのようなことで悩んでいるかを知らせることでした。そのために、体育館での上京魅力発信ブースでは、10か国以上もの外国語での挨拶クイズを行いました。

 

さらに、フィリピン出身の杉山カリサさんは、フィリピンの遊びとゲームを紹介してくれました。フィリピンの遊びには、他の国と共通の、小学生が楽しめるようなゲーム、スーパーボール、ジャック、サッカーなどがありました。これらのゲームに加えて、ペットボトルのキャップ、輪ゴム、貝殻などの手に入りやすい材料で作られている遊び道具を使うゲームもありました。その一つとしては、大人でも楽しめる“考えるゲーム”「スンカ」がありました。木材のボードで小さい貝殻を動かして、自分の巣にできるだけたくさんの貝殻を集めるように作戦を考えるゲームでした。

 

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▲貝殻と木材のボードを使うフィリピンのゲーム。

 

出身国の文化を日本人に紹介するのは外国人にとって大変嬉しいことですので、是非来年も参加したいと杉山さんがふれあいまつりでの体験について語りました。

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▲杉山カリサさん(左)、取材者のニーナさん(右)

 

外国人向けのプログラムは二つありました。まず、一つ目は留学生のブース体験プログラムでした。このプログラムでは、留学生は日本人とペアになり、各学区のブースに入って、食べ物を出したり、子供と遊んだり、手伝いをしていました。プログラムに参加した留学生の出身国はフィリピン、台湾、インド、アメリカなどでした。区役所を訪ねた際、また大学での「上京区の国際化を考える会」による紹介で、ふれあいまつりについて教えてもらったようです。アメリカ出身のチェルシーさんは日系人で、留学を通して日本文化や日本語を学びたかったそうです。アメリカ出身のジョーダンさんも、日本文化に興味を持って留学したそうです。ふれあいまつりへの参加も日本文化の勉強の一環でした。

 

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▲ブース体験の合間に取材を受けてくださったジョーダンさんとチェルシーさん。

 

インド出身のデボトリーさんとアメリカ出身のニコルさんはおもちつきを楽しんでいました。二人とも、子供の時に漫画などを通して日本文化に触れたそうです。留学によって、日本文化についての勉強をさらに深めたいと語っていました。まつりの食べ物の中で焼きそばと肉まんは最も美味しかったそうです。ブース体験が楽しかったので、他の留学生に是非勧めたいと語っていました。

 

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▲木の臼(うす)と杵(きね)でのお餅つきは外国人のみなさんの人気でした!

 

外国人の一般参加者のジェームズ・ヒルドブランドさんも取材しました。研究者として来日し、母校の秋祭りがなつかしかったので、ふれあいまつりに参加したそうです。ふれあいまつりでの食べ物は美味しかったと語っていました。焼きそばは外国人にとっても最も人気でした。

 

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▲上京区民のおまつりにとても満足しておられました。

 

さらに、上京魅力発信ブースで日本の遊びも紹介されました。そこで初めて折り紙を経験したフィリピン出身の留学生がいました。ステージは「外国人あるあるクイズ」が行われました。外国人全員が教科書に載っている日本語と日本人が実際に話している日本語、方言などのギャップに悩んでいたようです。回覧板を知っている外国人が少なかったです。

最後に「ふれあいまつりを楽しんでいたか」という質問に、全員がYESと答えました。

 

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▲外国人あるあるクイズチームが上京区マスコットキャラクターかみぎゅうくんと一緒に撮った記念の一枚

 

今回驚いたのは、外国人参加者の高い日本語能力でした。言葉は問題になりませんでした。これは留学生の場合も長期滞在者の場合も同様でした。しかし、残念だったのは一般外国人の参加者が少なかったということでした。日本文化を勉強している留学生にとっては、区民ふれあいまつりへの参加も勉強の一環なので参加しやすいです。長く日本に住んでいる外国人にふれあいまつりに参加してもらいたいならば、フィリピン出身の杉山さんの体験などはきっと参考になるでしょう。外国人に「お客さん」としてではなく、地域の人と同様に「プログラムの提供者」として参加する機会を与えれば、長期滞在者の参加も増える可能性があります。そのために、多様な外国人コミュニティに声をかける必要があります。それから、外国人も日本人も同じように食べ物を楽しめますので、外国の食べ物のブースもあっても良いかもしれません。

 

「上京区の国際化を考える会」で取り組んだ、留学生のブース体験の素晴らしい点は、外国人と日本人がペアになって、一緒に動いていたという点でした。さらに、例えば学区に住んでいる外国人に声をかけ、その方に教えてもらいながら、学区のブースでその国の料理を出すと、ふれあいまつりの国際化が進み、日本人の参加者にとっても新しい楽しみが増えます。このように、ふれあいまつりが日本文化と海外文化のふれあいの場にもなれば、さらに盛り上がり、活性化していきます。今回のイベントはその道への大切な一歩でした。来年のふれあいまつりが楽しみです。

 

 

レポーター紹介

 

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ニーナ・ハッカライネン(Nina Hakkarainen)

 

フィンランド人、在京10年目、上京区在住8年目。

京都府や滋賀県に在住の外国人女性を支援する団体「外国人女性の会 パルヨン」主宰。


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