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【NEW!!】地域と学生たち:都ライト実行委員会 ~町家を照らして地域とともに文化を伝える~

 

 都ライトは上京区内で実施する町家をライトアップするイベントです。町家からこぼれる生活の灯を演出するため、あまり派手なイベントではありませんが活動11年目を迎え、ライトアップのポイントや京都の文化や伝統を伝える併設イベントも円熟味を増してきています。

 都ライトは実行委員会形式で、京都市内を中心とした大学の有志の学生で組織され、2015年度は約30名の学生が集まりました。彼らの活動の拠点は町家ギャラリー「ANEWAL Gallery(アニュアルギャラリー)」で、町家の使い方なども日々学んでいます。学生たちは京町家を照らし、文化を伝えることを目的とする活動のどのあたりに惹かれ集まるのでしょう。

2015年度代表の嶋本愛弓さん(京都府立大学生命環境学部環境デザイン学科3回生)と広報担当の吉原美都さん(京都女子大学家政学部生活造形学科3回生)にお話を聞きしました。

 

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上京区役所でインタビューに答える嶋本さん / 滋野学区新春もちつき大会を見学する吉原さん

 

【参加しようと思ったきっかけは】

嶋本さん:2回生の時、別の学生団体の当日スタッフに参加した際、たまたま大学の学科の先輩と一緒になり、その先輩から都ライトのことを紹介してもらった。町家にそこまで興味があったわけではないが、いろいろな人とつながるきっかけがあることや、専門が建築関係なので勉強になるかと思った。なによりも話をする先輩がすごく楽しそうで、その熱が伝わり、参加したら絶対楽しいに違いないと感じた。

吉原さん:インターン先で嶋本さんと一緒になった。そこで都ライトのことを聞き、町家を使ったライトアップイベントというのが面白そうに思えた。途中からの参加でも良いというので思い切って参加した。

 

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格子から漏れるライトを演出するライトアップの様子

 

【活動に参加してみてどうですか?】

嶋本さん:まず、会議の中で飛び交っている言葉の意味が分からず戸惑った。「進捗」ってなに?と。地域に出て協力のお願いをしたり、電話でイベントの協賛金のお願いをする営業をしたり、先輩に一つずつやり方を聞いて徐々にできるようになった。やったことのないことをいきなりやるのは不安があるが、先輩になんでも聞ける雰囲気であったことやマンツーマンで教えてもらえたのは非常にありがたかった。

吉原さん:参加した時期がほかの人よりも遅かったので、入った時には協賛金のお願いはある程度できていて、協賛金も集まっており、メンバーはみな地域の方とのやりとりや企業さんとのやりとりに慣れているようだった。それを見て学生のやることを超えているなと感じた。広報担当になり、大学の授業で学んだデザイン編集ソフトのIllustratorや画像編集ソフトのPhotoshopのスキルが生かせてうれしかった。

 

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                                                       都ライト‘15の会場マップ

 

【地域の人や上京区役所とやり取りしてみてどうですか】

嶋本さん:代表になり、全体把握とスケジュールとのバランスを見ながら動くことは想像を絶する大変さであった。時間も人員もいろいろ足りない。各イベントはそれぞれ担当者を決めて、担当チームに責任をもって動いてもらった。今年の都ライトのコンセプトが、都ライト当日以外の機会でも都ライトと地域の継続的なつながりをつくることだったので、とにかく併設イベント、本番前のイベントなど盛りだくさんの内容でみなが突っ走った。うれしかったのは、本番の際に、地域をまたいで住民の方たちが話している姿と見たこと。都ライトという地域横断のイベントがなければ、つながるはずもない人たち、見学者と地域の人、学生たちと地域の人がつながった。本当に良い雰囲気を醸し出していた。翔鸞小学校の子どもたちと自分たちの街のミニチュアをつくるワークショップを実施したり、ハロウィーンで子どもたちに牛乳パックのキャンドルを作ってもらって翔鸞公園で当日展示したり、子どもたちとのかかわりも多かった。その子どもたちが親御さんと見に来てくれて、学校や子どもたちと継続した関係性を築けたと思う。自分たち学生は、地域で町家や場所をお借りして活動をしている。これまで幾度か自分たちの使い方に対してお叱りを受けた経験から、借りているもの、場所についての責任感や、誠実な対応をしっかりしようということを共有事項とした。叱ってくれる大人がいることはありがたいこと。そのおかげで、今年は良かったといってくださることも多く、地域の方からの信頼を得られるようになり本当に良かった。

吉原さん:広報チラシ等で表現するには、人にわかりやすいものでないといけないし、そのために自分が十分理解できてないといけない。遅れがあった分、併設イベント等の情報を詳細に載せるためにも、イベント担当者、関係者、地域の方と仲良くなりと密なやりとりをする努力をした。

 

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大黒町の民家の窓での演出

 

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翔鸞公園でのイベントの様子

 

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翔鸞小学校校門前に展示されていた小学生たちの作品

 

 

【活動を通して自身が成長したと思うこと】

嶋本さん:自分は何も考えずに突っ走るタイプ。これまでの人生でこの性格のために良かったという結果になかなかつながらなかった。しかし、都ライトでは協賛金集めやライトアップ会場を確保するための新規営業には自分のそういった性格が必要で、活動によって自分のよさを引き出してもらえたし、それが強みであると思えたことが大きな成長であった。本来、細かいことを気にするので、代表という立場は向いていないのかもしれない。ただ、代表という立場で必要な視点を学んだことで、今後様々なシーンで代表となる人のサポートはしっかりとできるのではないかと思う。2年間、都ライトの活動に一生懸命すぎるほど没頭したので、もはや生活の一部となり、今後の人生の中でも一番大きい時間になるのではなかろうか。いわれたことをする、いやいやするといったことではなく、自分でやらなければいけないことを考え、やりたいことをどう進めるか考えるという経験は、やってみないとわからないことだったのではないかと思う。今の私は都ライトでできているといっても過言ではない。

吉原さん:大学入学以来、大学寮に住んでいて門限が厳しくサークル活動をしていても深くかかわった感じがしていなかった。寮から出て下宿をし始めたころに都ライトと出会い、どっぷりと都ライトに深くかかわっているという充実感があった。京都に住んでいるからこその京都らしい町家にかかわるイベントや、町家を活動拠点にしていること、いろいろな大学の学生と知り合い自分と違う考え方から刺激を大いに得た。自分のパソコンスキルも十分に生かせられる環境で自信につながった。こういった経験から、ちょっとでも興味がある、楽しそうという直感は素直に従ったほうがいいと思えるように。とりあえずやってみれば、何か新しい世界が見えるかもしれない。将来就職して新しい仕事に向かう際も、初めてのこと、想像がつかないことでもとりあえずやってみる勇気を得たのは本当に大きい。

 

【活動のおすすめポイントは】

嶋本さん:いろいろな大学の学生とかかわり一緒に成し遂げることは大きな魅力。町家に興味がなくても、人とつながることに不安を感じていても、少しでも気になることがあれば、何も考えずにふらっと来てほしい。そうすれば、何かに真剣に取り組んで充実している学生たちの熱量を感じ取れると思う。言葉で表すことは本当に難しいが、何かを感じたらぜひ都ライトに参加してみてほしい。

吉原さん:せっかく京都にいるのだから、京都らしい歴史や文化、地域の人の思い、そういった良さに触れてほしい。都ライトはこういった良さを仲介し表現する。受け身ではなく発信し、人へ影響を与えることができる活動である。社会に出てから必要とされるようなことを、学生のうちに身に着けられることはおすすめできる。

 

(レポーター:京都市まちづくりアドバイザー 松井朋子)

都ライトを隅から隅までじっくりと見学する「みんなで都ライトを見に行こう」というイベントを勝手に企画。上京区在住、近隣区在住の方が14人ほど集まってわいわいとみなで見学。都ライト実行委員会の学生さんたちとは、上京区役所主催事業等で一緒に活動することもある。

 

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団体へのお問合せは、

都ライト実行委員会

〒602-0059京都市上京区実相院町156 ANEWAL Gallery内

TEL 075-431-6469 FAX 075-950-3240

miyako.light@gmail.com

@miyako_light

http://miyako-light.anewal.net/

 


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